呆気なさ
今まで自分が死んでも守らなきゃって思っていた事。
手放そうとすれば、思った以上に呆気なく手離す事が出来るモノだったんだな。
今は寂しさという感情より、気が抜けるような安堵感。
好きに生きたらいいさ。
好きに生きても良かったんだ。
良い事もあったし、悪い事もあった。
それも、もうあの場所に置いていってしまってもいいんだな。
重たい荷物は全部置いていこう。
これからを生きていく事を考えてればいい。
ずっと、自分の苦しみを見て見ぬ振りをしていた。
気づけば周りは無責任な言葉ばかりだった。
守る価値が無いことに気づかないフリしてた。
私は、自分の為に生きても良かったんだ。